知的に謙虚に「ダニング=クルーガー効果」
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こんばんは
彼氏がクオッカワラビーにみえる
『にごう』です
NEWSPICKSでツボにハマる記事を見つけました
✓ 有能な人は自らの能力に疑いを持つ傾向がある
✓ 無能な人は自らを高く評価する傾向がある
✓ 愚かさを自覚することでより賢明になれる
記事では「ダニング=クルーガー効果」をあげて
現代社会で賢明にいきてくための指針が示されてます。
ダニング=クルーガー効果とは
ダニング=クルーガー効果は1999年にコーネル大学のデイヴィット・ダニングとジャスティン=クルーガーによって定義された効果で
「能力の低い人物が自らの容姿や発言・行動などについて、実際よりも高い評価を行ってしまう優越の錯覚を生み出す認知バイアス 」のこと
2000年には,
この効果の論文でイグ・ノーベル賞を受賞してます。
では,なぜ能力の低い人は
過大評価をしてしまうのか
一言で言ってしまえば「メタ認知」ができていないから!
すなわち,
自分自身を客観的に観察する能力が足りていないからです。
メタ認知ができないがゆえに
・自身の能力不足を認識できない
・できなさの程度を認識できない
・他者の能力を正確に推定できない
人は相対評価をもってして自己認識を固めるものですが,
その相対評価のものさしが自己の内外に存在していたとしても
「メタ認知」ができなければ
ものさしを正しく使うことができない訳です。
ただの平たい何かに成り下がってしまう。
これではどん詰まりですね・・・
しかも,このメタ認知ができない状態というのは誰にでも起こります。
ある分野ではできても,ある分野ではできないというのが当たり前なんです。
私自身も心当たりがたくさん・・・
では,どうすれば良いのでしょうか?
どうすればメタ認知ができ,
どうすれば能力の向上を見込める状態になるのでしょうか?
記事に書いてあるのは次の5つ!
- 他人の意見を聞く
- 最悪のシナリオを想像する
- 確実性でなく,可能性で考える
- 「事実」と「意見」を見分ける
- 「知らない」ということをためらわない
個人的には「4」が弱いです。
最近のSNSでは
「声が大きく影響力のある人」の言葉が支持を集めていますが,
そのことをその意見の正当性の論拠として見ている人も散見されます。
「有名な◯◯君が言っているから間違いない」とこんな具合に
その意見がちゃんとファクトベースなのかというところを
意識的に見分けていくこと・・・
これを行うにあたってはまず「事実」と「意見」を見分ける力が
必要になってきます。
頭では分かっていてもこれがなかなか難しい・・・
実践あるのみですね・・・
ところで,このダニング=クルーガー効果の記事を読んで
「自分に自信を持つなってこと?」だとか「とりあえず能力をひけらかさなければ良いの?」となってしまうかもしれませんが,そういうことではないようです。
このダニング=クルーガー効果で分かった有能な人が自分の能力を低く見積もってしまう状態は,あくまでも「メタ認知」を経た上で自然とそうなってしまうものです。
その過程では「自信を持ってはいけない」や「能力を隠そう」といった能動的思考の介在はないといえます。
では!